古本市の準備(3)と出品本の紹介(1)

最後の仕上げに一冊ずつパラフィン紙を掛けていきます。本体が汚れないようにとか、日焼けするのを防ぐとかもちろん本来の効能はあるのですが、私の場合、ほとんど趣味です。(いやー、暗いなー)あまり分かってはもらえないかとは思いますが、何とも言えないこの単純作業と、何より一冊一冊を大事にしているような感覚。(書いててふとビブリオマニアって言葉が浮かんでしまった)夜な夜な一人机に向かって黙々と作業を続けていく私。(だから怖いっての)現に家族に「何をやってるの」と怪しまれたことも一再ならずであります。このパラフィン紙、私の場合は東急ハンズとかでよく購入しています。裁断サービス(有料)もあるのでほんとなら文庫用、単行本用みたいな感じでそれぞれにカットしてもらうと便利かと思います。(誰に言ってんだ!?)自分の場合カット代をついケチっているのと、でっかい一枚から自分で切っていくのもさほど苦にならないのでこのサービスは利用してません。さていよいよ今週の土曜、くにたちコショコショ市開催ですが、やっぱりパラフィン紙を掛けまくって参加しますのでよろしくお願いします。そして今回から少しずつ出品本の紹介をしたいと思います。今日は乱歩本のご紹介。

江戸川乱歩展の図録を2種類持っていきます。展覧会の図録って、実際に行かないと買えなかったりするんで
私もこれまで何度か悔しい思いをしています。場所が遠かったり、仕事で行けなかったり、会期が終わったあと
でやってたことを知る、なんてこともあったり・・・。
一つは、2003年に池袋西武ギャラリーで行われた「乱歩の世界」図録。
でもう一つが2009年に神奈川近代文学館で行われた「大乱歩展」図録。
お好きな方で買い逃していた方はぜひ。

その他、乱歩関連では次のような本も持っていきます。
・別冊太陽 乱歩の時代 昭和エログロナンセンス
・月刊「噂」 特集:知られざる江戸川乱歩
・合作探偵小説「畸形の天女」他5冊セット 春陽文庫
・海外探偵小説作家と作品1〜3 3冊セット 講談社江戸川乱歩推理文庫
・うつし世の乱歩−父江戸川乱歩の想い出 平井隆太郎 河出書房新社
・乱歩彷徨−なぜ読み継がれるのか 紀田順一郎 春風社   等々持っていきます。