古本市の準備(2)

売る本が決まったら次は1冊ずつに値段をつけていきます。私の場合、10円単位の値付けは行わず、200円、300円、500円、1000円とかそんな感じで付けていきます。確かに200円か300円かで迷ってじゃあ250円で、というやり方もあるんだろうけど、あくまでもアマチュアの古本屋さんごっこというスタンスを大事にしたいと思っているので。売り上げよりもできるだけたくさん売れた方がうれしいから、迷ったときはよし、200円で、という値段の付け方です。値段は直感的に付けているのもあるけど、定価を見て付ける場合もかなりあります。基本的な考え方は、「定価の半額より安い」です。(もちろん例外もあるけれど。署名本とか絶版本とか。)自分が古本屋に行って買うときも、定価の半分より安いと思うと何となく買いやすい感じがあります。自分の思い入れのある本は値段を少し高めにして以前古本市に出してみたことがあるけど、そういうのはさっぱり売れなかったりする。売れなくてほっとしたりすることもある。だったらそんな本は始めから持っていくべきじゃなかったんだと思い直すようになりました。買う側も売る側も満足するような値段を付けていかなければ。(言葉で言うのは簡単だけど)最後にスリップの話。たいがい一番後ろとかのページとかに挟まってる値段とか本のタイトルとか著者とか書いてあって、売り上げの集計のときに使う例の紙。自分の場合、屋号と価格だけは既にパソコン打ちしてあるスリップに、本のタイトル、著者、出版社とかを手書きで書いています。この作業も小1時間続けているとけっこうくたびれてくる。誤字が多くなったり、字が雑になっていったり。できれば日にちをかけて少しずつ書いていく方が良いようです。(ただ不思議と本のタイトルや著者名をパソコン打ちする気にはならないんですよね。)さて、次回は最後の仕上げ(?)パラフィン紙掛けについてです。