不忍一箱古本市の出品本(抄)

 一箱古本市まで約2週間。まだスリップ作りやパラフィン掛けなどやることはたくさん残っているのですが、
とりあえず出す本はだいたい決まったので少し早いですがその一部を紹介させていただきます。〈単行本〉の
紹介は今しばらくお待ちください。

〈文庫本〉
・草のつるぎ/一滴の夏 野呂邦暢 講談社文芸文庫
・海辺の広い庭 野呂邦暢 角川文庫
・壁の絵 野呂邦暢 角川文庫
・明治大正詩集の装幀 京都書院アーツコレクション
・日本の商業デザインー大正昭和のエポック 青幻舎
ブリューゲルへの旅 中野孝次 河出文庫
・明治少年懐古 川上澄生 ウェッジ文庫
・カストリ時代 林忠彦 朝日文庫
葛西善蔵集 新潮文庫
嘉村礒多集 新潮文庫
・吸血鬼幻想 種村季弘 河出文庫
・蹇蹇録 陸奥宗光 岩波文庫
・外交官の一生 石射猪太郎 中公文庫
・書斎の宇宙 高橋輝次編 ちくま文庫
考現学入門 今和次郎 ちくま文庫
・奇天烈!古本漂流記 北原尚彦 ちくま文庫
・新刊!古本文庫 北原尚彦 ちくま文庫
・短篇礼讃 大川渉編(小山清など) ちくま文庫
真鍋博プラネタリウム ちくま文庫
・靴の話/眼 小島信夫 講談社文芸文庫
・風貌/私の美学 土門拳 講談社文芸文庫
夕べの雲 庄野潤三 講談社文芸文庫
・大東京繁盛記−下町編 講談社文芸文庫
・かかとを失くして/三人関係/文字移植 多和田葉子 講談社文芸文庫
・飛魂 多和田葉子 講談社文芸文庫
・若い荒地 田村隆一 講談社文芸文庫
・大阪文学名作選 講談社文芸文庫
・花に舞う/日本遊民伝 深沢七郎 講談社文芸文庫
・乙女島のおとめ 田中小実昌 集英社文庫
・巷談辞典 井上ひさし 河出文庫 

〈ミステリ&SF文庫〉
・探偵小説の「謎」 江戸川乱歩 現代教養文庫
失楽園殺人事件 小栗虫太郎 扶桑社文庫
・真夜中に唄う島 朝山蜻一 扶桑社文庫
コンスタンチノープル 橘外男 中公文庫
推理小説展望 中島河太郎 双葉文庫
・明治の探偵小説 伊藤秀雄 双葉文庫
・ホック氏の異郷の冒険 加納一朗 双葉文庫
・わが懐旧的探偵作家論 山村正夫 双葉文庫
・短篇集(永瀬三吾等) 双葉文庫
・石の下の記録 大下宇陀児 双葉文庫
高校野球殺人事件 中町信 徳間文庫
・覆面の佳人 江戸川乱歩横溝正史 春陽文庫
團十郎切腹事件 戸板康二 講談社文庫
金田一耕助のモノローグ 横溝正史 角川文庫
人形佐七捕物帳(一)〜(三)セット 横溝正史 角川文庫
・妻という名の魔女たち サンリオSF文庫
・死の迷宮 サンリオSF文庫
・その花を見るな! 光瀬龍 秋元文庫
・ちがう 福島正美 角川文庫
・時の娘(ロマンティック時間SF傑作選) 創元SF文庫

〈大型本/アートブック中心〉
・The EDGAR ALLAN POE SCRAPBOOK(洋書)
野口久光シネマグラフィックス
宇野亜喜良60年代ポスター集
河鍋暁斎と江戸東京/江戸東京博物館
・生誕100年記念 東郷青児
・生誕100年 南佳子展
動植綵絵若冲、描写の妙技
・幽霊画集―全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション
・絵の詩人、谷内六郎の世界 朝日新聞社
・東京見物 和田誠講談社の絵本
・美しき日本の絵はがき展 ボストン美術館蔵 日本経済新聞社
冒険ダン吉漫画全集(少年倶楽部名作選) 島田啓三 講談社

不忍の一箱古本市に出店します

 皆様ご存知の「不忍ブックストリート一箱古本市」に無事出店が決まりました。まずは出店が叶ったことだけで目的は半分以上達成です。出店場所については先日発表がありまして、幻影文庫は「コシヅカハム」前となりました。古本市の公式ブログにも掲載したことですが、当店のラインナップは文学、ミステリー、本の本が中心となります。その他にアートブックや哲学書も少々用意したいと思っております。
 年度末、年度始で仕事もなかなか忙しく、趣味の古本屋さん巡りがご無沙汰になっています。現時点では胸を張ってご紹介できる本も限られていますが、これから何とか頑張って良書の提供に努めていきます。

みちくさ市来場御礼

 少々遅くなりましたが先日のみちくさ市に足を運んでいただいたお客様にこの場を借りて感謝申し上げます。また主催のスタッフ様、楽しくお話させていただいた他の出店者様(同業者様?)にも厚く感謝申し上げます。
 前回11月のみちくさ市参加から約4ヶ月ほどの期間しか経過していないにもかかわらず、なんだか久しぶりな気がして新鮮な気持ちで一日を過ごすことができました。一冊の本を介して生まれる人と人との関わりはやはり格別で単純に楽しいと実感しました。
 さて売上は?結論から言うとこれまでの平均売上、平均冊数よりは良く、十分満足しています。もっとも今回はこれまでで一番ではないかというくらい他のお店から買ったりもしていますので部屋から本が減ってスッキリという日はまだまだ遠いです。というか来ないかもしれないです。
 次回の幻影文庫の出店は5月3日不忍ブックストリート一箱古本市になります。もう2ヶ月を切っていると思うと気持ちだけは焦りますが何の準備もまだできていません。いつも直前になって慌てるタイプですが次の出店もまた然りとなりそうです。

3/15みちくさ市出品本(単行本)

あまり時間が無いのでほんの少々の紹介です。
何か一点でもお目に留まるものがあれば幸いです。


【単行本】

『少女の友 創刊100周年記念号』 帯付録等完備 実業之日本社
『名探偵入門』 加納一朗 小学館
『昔日の客』 関口良雄 夏葉社 
『古本デッサン帳』 林哲夫 青弓社
『古本スケッチ帳』 林哲夫 青弓社
西荻窪の古本屋さん 音羽館の仕事と日々』 広瀬洋一 本の雑誌社
『ニューヨークの古本屋』 常磐新平 白水社
『カバー、おかけしますか?』 本屋さんのブックカバー集
『きのふの東京、けふの東京』 川本三郎 平凡社
『「青鞜」の冒険』 森まゆみ 平凡社
村上春樹・短篇再読』 風丸良彦 みすず書房
『海外ミステリ遊歩道』 長谷部史親 廣済堂
『怪盗対名探偵 フランスミステリーの歴史』 松村喜雄 晶文社
『世界の科学名作 ロボット星のなぞ』 カポン(亀山龍樹訳) 講談社
ラピスラズリ』 山尾悠子 国書刊行会 
『嘘のような日常』 後藤明生 平凡社
『行き帰り』 後藤明生 中央公論社
『夢かたり』 後藤明生 中央公論社
『複製技術時代の芸術』ベンヤミン 晶文社
『「複製技術時代の芸術作品」精読』 多木浩二 岩波現代文庫

3/15みちくさ市出品本(文庫本)

取り急ぎまずは文庫を整理しました。まだ開かずの段ボールがありますので良い本が見つかれば追加します!
あとKAWADE夢ムックシリーズがけっこうあるので出します。

【文庫本】
・70年代日本SFベスト集成 ちくま文庫
・クラクラ日記 坂口三千代 ちくま文庫
・短篇礼讃 大川渉篇 ちくま文庫
真鍋博プラネタリウム ちくま文庫
・落穂拾い/犬の生活 小山清 ちくま文庫
・古本屋五十年 青木正美 ちくま文庫
・ピアノの音 庄野潤三 講談社文芸文庫
・若い荒地 田村隆一 講談社文芸文庫
・花に舞う/日本遊民伝 深沢七郎 講談社文芸文庫
・村のエトランジェ 小沼丹 講談社文芸文庫
・銀色の鈴 小沼丹 講談社文芸文庫
・ショートサーキット 佐伯一麦 講談社文芸文庫
響きと怒り フォークナー 講談社文芸文庫
アブサロム、アブサロム!(上下セット) フォークナー 講談社文芸文庫
・明治少年懐古 川上澄生 ウェッジ文庫
・明治文壇の人々 馬場孤蝶 ウェッジ文庫
・庭をつくる人 室生犀星 ウェッジ文庫
・超時間対談 和田誠・絵 集英社文庫
怪人二十面相 江戸川乱歩 少年倶楽部文庫
・地底の都 野村胡堂 少年倶楽部文庫
・浮かぶ飛行島 海野十三 少年倶楽部文庫
・謎の暗号 森下雨村 少年倶楽部文庫
・緑の無人島 南洋一郎 少年倶楽部文庫
・五階の窓 江戸川乱歩他 春陽文庫
・黒い虹 江戸川乱歩他 春陽文庫
・江川蘭子 江戸川乱歩他 春陽文庫
・屍を 江戸川乱歩他 春陽文庫
・畸形の天女 江戸川乱歩他 春陽文庫
ルコック探偵 ガボリオ 旺文社文庫
・年刊SF傑作選2 メリル編 創元推理文庫

メンズカルテットで古本屋めぐり

今日は男4人で古本屋めぐりの小旅行?を敢行。こんなに楽しめた休日はちょっと久しぶり。レインボーブックスさん、雲雀洞さん、ドーナツブックスさん本当にありがとうございました。肝心の本の収穫はさほどでもありませんでしたが、そんなことより同好の士との何気ないおしゃべりは(時にくだらない会話も)楽しいもの。今日は9割いや9割9分本のことしか話題に登っていないのでは。我ながらちょっと奇異な感じもしますが、どんな趣味でもファン(マニア?)が集えば大同小異と一人納得させる。レインボーさんはまさにエンターテイナーでその妄想力は群を抜いています。(レインボーさん、『妄想力』で本出しませんか?『鈍感力』並みに売れると思いますよ!)それに対して冷静かつ的確なツッコミを入れる雲雀洞さんの手腕も相当なもの。やはりツッコミがあってはじめてボケも活きますからね〜。そして最後に二人のやりとりを温かく?見守るドーナツさん。気配りが流石で隠れた親分肌を感じました。そんな個性的で楽しい仲間の一員に加えていただき感謝しています。第二回もきっとありますよね!?

3月15日のみちくさ市に出店します

今回は出店決定のご報告のみです。
幻影文庫の出店場所は「ごはん屋さん・いち川」の前になりました。なんと初めての1ブースエリア‼これまでずっと1ブース場所だけは避けてきたのですが(なんか寂しいじゃないですか)、こればかりは先着順とのことで致し方ない。出店できることを良しとしなければ。 
さて肝心の出品ラインナップはまだ何も決まっておりません。ただ本はたくさんあります。相変わらず文学、ミステリー、本の本が中心になるかとは思いますが。
ちなみに今回幻影文庫は雨天の場合の順延日(3月22日)にはどうしても都合がつかず参加できません。15日は晴天、古本日和になってくれることを祈っています。